肺がんは、組織型の違いによって「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」に分けられます。小細胞肺がんは、 肺がん全体の約10〜15%を占めていて、タバコとの関係が強いとされています。
小細胞肺がんは、非小細胞肺がんと比べて進行が速く、比較的転移しやすいという特徴があります。一方、抗がん剤による治療(化学療法とも言います)がよく効くため、抗がん剤を中心とした治療が行われます。また、
放射線療法が併用されることもあります。これらの治療によって生存期間の延長が期待できるがんです。
出典
1) 国立がん研究センター がん情報サービス「肺がん 小細胞肺がん 治療」
2) 日本肺癌学会編:患者さんと家族のための肺がんガイドブック 2023年版. p164, 金原出版, 2023.